伊勢原ひかり幼稚園

学校法人 光明学院 伊勢原ひかり幼稚園 〒259-1133 伊勢原市東大竹1377番地 TEL. 0463-92-8882 FAX. 0463-92-8883
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幼稚園は同じように見えても、教育方針や教育内容にはかなり違いがあります。入園前の多くの親御さんにとって、保育の専門的なことまで理解するのは難しいのですが、ひかり幼稚園ではどのような考え方で保育を進めているのか、園長の佐伯妙有先生に聞いてみました。


ひかり幼稚園の保育で大事にしていることはどんなことですか。

やらされるのではなく、子どもたち一人ひとりが自ら進んで取り組むのが「あそび」ですが、幼児期は「あそび」が何より大事と私たちは考えています。あそびには独創性を発揮して自由に遊ぶ場面もあれば、集団で取り組む活動もあります。
遊びを主体にした保育・教育にとって一番大切なのは、広い意味での「環境」です。「環境」とは、ゆったり遊ぶことのできる「時間」や、“不思議だな”“どうなっているのかな?”と好奇心を揺さぶる「空間」、それに子どものやる気を引き出し見守ることができる「人(先生)」がいることが必要です。たっぷりと与えられた時間と空間の中で、人と関わり、子どもの好奇心や意欲は育っていくのではないでしょうか。

親は目に見える成果を求めがちですが…。

「本当に大切なものは、目に見えないところで育つ」と、在園児の保護者にはよく話しています。
子どもは教えれば、ある程度のところまではいくらでもできるようになります。でもそれは、教えられたことができるようになっただけであって、自分で何かを考えたり、一生懸命に試行錯誤したりするという「プロセス」が全部抜け落ちてしまっているんです。
それが果たしてその子の本当の力になっていくのでしょうか?
それよりも、「なぜだろう」「ふしぎだな」「どうなっているのかな」と不思議がったり、考えたりする経験をいっぱいしておいた方が、物事に取り組む積極性や、意欲が育っていくと思うんです。人生の根っこの部分を育てるという意味では、とても重要なことと私たちは考えています。

集団で取り組む活動もありますね。

遊び主体の保育というと、遊ばせているだけと思われがちですがそうではありません。
子どもたちには、いろいろなことを経験してもらいたいと考えています。苦手なことでも、友だちと一緒にやるから楽しいし、困難なことも乗り越えられるということがあります。
例えば、作物の栽培や収穫・クッキング、運動会や発表会などの行事、お泊まり保育、コーナー保育ではグループ活動も経験します。ほかにもザリガニの飼育のように、自由な遊びから始まり、みんなで取り組む活動もあります。
こうした目標に向かった活動では、子ども自身が「やってみたい!」「チャレンジしたい!」と積極的に関わるための「導入」が大切だと考えています。ある有名な教育学者はそれを “子どもの心に火をつける”と表現していました。 “子どもの心に火がついたとき”に、最大の教育効果が得られるのかもしれませんね。

子どもが主体的に活動できるということですか。

そうです。それは園での生活や活動すべてに通じることで、やりたい思いで夢中になって取り組み、自分たちで考えてやろうとしたことは、つらいことがあっても乗り越えられるし、苦労した分「やればできる」という自信は深くなると思うんです。
うちの先生たちは、“導入”の仕方や“話合い”の進め方を一生懸命工夫していますよ。

例えば、どんなふうに?

今から、絵を描こうとするとします。まず導入で、子どもたちの「やってみたい!」という気持ちを高めていきます。そして、「そのためには何を使うの?」「こういう絵を描く時、一番使いやすいのは何だろうね」というやりとりを先生と子どもたちとしながら、使う道具を選んでいきます。
この時、「絵を描くからクレヨン持ってきましょうね」と言ったとすると、子どもは指示されたまま動くだけです。でも「○○するためにはどうするの?」と聞くと、そこで「考える」んですね。こうした「プチ考え」を積み重ねていくことが大切です。
先生たちは、「言葉がけ」にかなり注意を払っているし、「こういうとき、こんな言い方はどうなの?」とよく話し合っています。

保育の中で、子どもたちとの話合いの場面は多いですか?

集団でやっていくために大切なことは、幼稚園にはいろいろな思いを持った子どもたちが集まっているということです。入園当初の3,4歳は、自己主張のかたまりですから、当然ぶつかり合いが発生します。その中でどう折り合いをつけていくか…、先生たちは子どもとの話し合いの機会をたくさん作っています。
もちろん学年によって状況は違いますが、年長になる頃には、相手の意見を聞くところ、自分が我慢するところといった自分なりのスタンスを身につけていくので、学童期の生活や友だちとのコミュニケーションの取り方につながっていくと思います。

最後に、幼児期の教育はその子の将来にどうつながっていくとお考えですか。

考えなくてはならないのは、グローバリゼ―ションの流れの中で、これまでの何かを一方的にやらせたり、何かを覚えさせたり、詰め込みに力を注ぐ教育が、学校教育の中でも変革を求められているということです。
これからの時代は、何かを発想して作り出したり、いろんな見方で考えることができ、新たなものを考案することができる…、そういう人材が求められていくのではないでしょうか。
幼稚園教育要領の中では、「心情・意欲・態度」をとても重要視しています。すぐに成果に現れるものではないけれど、結果的には、私たちが考える保育はそれに近いのではないかと思っています。
幼児期は土壌を耕し、そこに種をまいて根っこを育てる大切な時期です。将来、その子が花開くような保育をめざしていきたいですね。

本日はありがとうございました。

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